2017/02/18 10:54
店長のなぎさです。
曼荼羅アートを描き始めたのは、今考えると小学生の頃から、幾何学なイラストを描くことが好きでした。
丸い穴の空いた定規のような道具で、カラフルなペンを使って、幾重にも重なる円。
その不思議な世界に魅了されていました。
時には、水彩画で意味不明な幾何学模様を描いてました。
その時母が「この子は将来何になりたいのかしら・・・」と、ちょっと不安げに話していたのを覚えています(笑)
まぁ、その頃の私の夢は「絵を描く人」→「造園師」→「漫画家」→「デザイナー」と変わっていくのですが、
基本的には「描く」ということからは離れないという感じでした。

デザイン系の専門学校時代に、アートマーケットイベントに出店する際に、幾何学模様のイラストをポストカードサイズで描いて販売を始めたのが、曼荼羅アートの最初かもしれません。
なぜ、曼荼羅なのか。
なぜか、アジアの色合いにとても惹かれる私がいます。
アジアの混沌とした雰囲気。
私の理解していた世界ではない、どこまでも奥が深いアジアの色の世界。
そんな時に出会ったのが曼荼羅でした。
砂で描く曼荼羅。描く人によって、本当に多くの曼荼羅が存在します。
小さなものからとても大きなものまで。
紙に描かれた曼荼羅には、神様が描かれているものもありました。
手に入れることはできないけど、その色遣いにとても感銘を受けました。

大人になって、デザインの仕事をしていく中で、いつか曼荼羅を描きたい。
でも、それを始めるきっかけがなかなかありませんでした。
ある日、友人から教えられた曼荼羅アートの世界。
「これだ」
私の中で、長いこと眠っていた何かが目覚めました。
友人が教えてくれた曼荼羅アートとは違う描き方ですが、
これまで仕事で長いこと愛用しているIllustratorが、私の曼荼羅の世界を広げてくれました。
その日、その時の私の心が表れる曼荼羅。
誰かのことを考えながら、優しい気持ち、時には少し悲しい気持ち。
描いていくうちに、自分の内側を見つめる気分になります。
そして、外へと解放されるような。
私にとっては、編み物と同じように、瞑想の時間なのかもしれません。
これからも、様々な曼荼羅アートを描いていきます。
よかったら、お付き合いくださいね。
